太刀筋
たちすじ
名詞
標準
swordsmanship
文例 · 用例
まあ急かずと聞かれいと云うに……こう云えば最早お解かりじゃろうが、武辺の嗜みというものは、ただ弓矢、太刀筋ばかりに限ったものではないけにのう……」「……ハ……ハイ……」「人間、人情の取々様々、世間風俗の移り変りまでも、及ぶ限り心得ているのが又、大きな武辺のたしなみの一つじゃ。
— 夢野久作 『斬られたさに』 青空文庫
と、――いぶかしや、ただの素浪人と思っていたのが、いずれも相当に使うらしく、それぞれ型にはまった太刀筋を示していたものでしたから、右門は騒がずに声をかけました。
— 耳のない浪人 『右門捕物帖』 青空文庫
作戦計画については周到な用意をする武蔵は、小次郎の門人に彼の太刀筋を聞くし、それと自分が聞いていた小次郎の勝負の様子を考え、それからこの楫を買求めたのである。
— 直木三十五 『巌流島』 青空文庫
」「はい、少しばかり」「右か、左か」「さあ」 綱手は、右を見たり、左を見たり、百城の脚を見たりして「右でござりましたかしら」「右と、左によって、懸り方がちがってくるが――」 百城は、小太郎の太刀筋と、右の跛を引きながら、斬りかかって来るのに対して、何う外して、どこを攻めるかを考えていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
余の太刀筋に狂いがあり、甚しく意にみたぬものを感じたが、いかんとも詮方ない。
— ――越後守安吾将軍の奮戦記―― 『決戦川中島 上杉謙信の巻』 青空文庫
八十すぎの老翁たちはそろって剣法がそれほど上手ではないようで、五十、六十がらみの高弟から太刀筋を直されて、わかりました、とうなずいている。
— 馬庭念流訪問記 『安吾武者修業』 青空文庫
歌子の太刀筋が鋭くなったのである。
— 坂口安吾 『女剣士』 青空文庫
太刀筋の鋭さ、気合の充実、どこにもユルミがない。
— 坂口安吾 『女剣士』 青空文庫
作例 · 標準
彼の太刀筋は真っ直ぐで迷いがなく、天性の才能を感じさせる。
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対戦相手の太刀筋を読み切り、一瞬の隙を突いて打ち込んだ。
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師匠の太刀筋を完璧に模倣しようとするが、なかなか上手くいかない。
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