ことを好む
ことをこのむ
表現動詞-五段-マ行
標準
to revel in trouble and discord
文例 · 用例
彼は衒学的な口を利くことを好むが、彼には深い思惟の素養も脳力も無い筈である。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
私は、生れつき、にぎやかなことを好む男だから、いままで、毎月、毎月、むりをしてまで五六枚ずつ、謂わば感想断片を書き、この雑誌に載せて来た。
— ――馬をさへ眺むる雪の朝かな―― 『碧眼托鉢』 青空文庫
天道は復すことを好むといふが、實に其通りで、我より福を分ち與ふれば、人も亦我に福を分ち與ふるものである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
近來人皆勝つことを好むの心|亢り、好んで詭※の説を聽き、古往今來、萬人の行きて過たず、萬々人の行きて過たざるの大道路を迂なりとし、奮力向前して、荊棘滿眼、磊石填路の小徑を突破せんとするが如き傾がある。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
人はやゝもすれば境遇の惡變に際しては張る氣を生ずるもので、勝つことを好む者などに在つては特に然るけれども、能く其の張る氣を持續し得るは少い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
彼らは人に顕さんとて、会堂や大路の角に立ちて祈ることを好む。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
――日本人の國民的性格といふ問題に考へを費すことを好むやうになつた近頃の私の頭腦では、此事件を連想する事が必ずしも無理でなかつた。
— 石川啄木 『我が最近の興味』 青空文庫
「あの男は、人の陰私を訐くことを好む者でございます、ただ罪を加えても伏しませんから、供書を取って、犯している罪を明かにするがよろしかろうと思います、そうすればとやかくいう詞がないと思われます」 王はその詞を用いた。
— 田中貢太郎 『令狐生冥夢録』 青空文庫
作例 · 標準
彼は平穏な日々よりも、争いごとを好む性分だった。
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あの人はいつも人を煽って、ことを好むから関わらない方がいい。
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政治家の中には、混乱を招いてことを好むタイプもいる。
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