見忘れ
みわすれ
名詞
標準
文例 · 用例
よもや、わしを、見忘れた筈はあるまい。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
令嬢、お見忘れは道理じゃ。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
鶏はどれほど記憶がよいか知らないが、小一年の後までも其の人の顔や姿を見忘れないものであろうかと、半七は又かんがえた。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
)もうお見忘れなさいましたの。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
見忘れもせぬ四|年前のそれ※『海蛇丸來!
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
見忘れたもうなと言いもおわらず卓の横に立つは片目の十蔵ならんとは。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
十年ばかりも前のこと、場所も意外なり、境遇も変っているから、滝太郎の方では見忘れて、何とも覚えず、底気味が悪かった。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
法の師を訪ぬる道をしるべにて思はぬ山にふみまどふかなこの人をお見忘れになったでしょうか。
— 夢の浮橋 『源氏物語』 青空文庫