風声鶴唳
ふうせいかくれい
名詞
標準
getting frightened even by a slight noise
文例 · 用例
二者の間、既に是の如し、風声鶴唳、人|相驚かんと欲し、剣光|火影、世|漸く将に乱れんとす。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
」と、写真班の一人が叫んで、走り出すと、皆は風声鶴唳と云う有様で、バタ/\と下車しかけて居る乗客を押しのけながら、列車の後方を目がけて駆け出しました。
— 菊池寛 『たちあな姫』 青空文庫
格之介の逃亡の理由が分かるにつれ、桑名藩士も官軍の人たちも、格之介が風声鶴唳におどろいて逃走を企て、捨てぬでもよい命を捨てたことを冷笑した。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
(九月三日)百十五○漢語で風声鶴唳といふが鶴唳を知つて居るものは少い。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
私が暗殺を心配したのは毎度の事で、或は風声鶴唳にも驚きました。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
浪士らの勢いのさかんな時は二十里ずつの距離の外に屏息し、徐行|逗留してあえて近づこうともせず、いわゆる風声鶴唳にも胆が身に添わなかったほどでありながら、いったん浪士らが金沢藩に降ったと見ると、虎の威を借りて刑戮をほしいままにするとはなんという卑怯さだと。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
見るもの聞くもの、気の毒なこと、気味の悪いこと、恐ろしいことばかりで、風声鶴唳とでもいおうか、真を置きがたい巷説がまだやまぬ。
— 喜田貞吉 『震災後記』 青空文庫
今更風声鶴唳に驚くべきわけもなし。
— 高浜虚子 『子規居士と余』 青空文庫
作例 · 標準
敗走する兵士たちは、風声鶴唳の有様で、木の葉が落ちる音にも怯えていた。
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「そんなにビクビクしてどうしたんだ、風声鶴唳も甚だしいぞ」と笑われた。
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ライバル企業の動向に敏感になりすぎて、ちょっとした噂にも風声鶴唳の態だ。
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