縁続き
えんつづき
名詞
標準
relative
文例 · 用例
姉さんも、手放すのは可哀相や言って下さいましたけれど、……周囲の人が承知しませず、……この桑名の島屋とは、行かいはせぬ遠い中でも、姉さんの縁続きでござんすから、預けるつもりで寄越されましたの。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
これはあるじの国許から、五ツになる男の児を伴うて、この度上京、しばらくここに逗留している、お民といって縁続き、一蒔絵師の女房である。
— 泉鏡花 『女客』 青空文庫
外に姉さんも何も居ない、盛の頃は本家から、女中料理人を引率して新宿|停車場前の池田屋という飲食店が夫婦づれ乗込むので、独身の便ないお幾婆さんは、その縁続きのものとか、留守番を兼ねて後生のほどを行い澄すという趣。
— 泉鏡花 『政談十二社』 青空文庫
私が縁続きの其の人はね、親類うちでも評判の美男だつたのです。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
狭い一室に、束髪の引かけ帯で、ふつくりした美い女が、糸車を廻して居たが、燭台につけた蝋燭の灯影に、横顔で、旅商人、私の其の縁続きの美男を見向いて、(主のあるものですが、一所に死んで下さいませんか。
— 泉鏡花 『二世の契』 青空文庫
福沢|桃介氏と三百円3・28(夕) ながらく三越呉服店の図案部主任をしてゐた杉浦非水氏は、福沢桃介氏と縁続きである。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
駅へは葉子の母と妹、縁続きになっている土地の文学青年の小山、そんな顔も見えた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
行く先は母親の側の縁続きであった。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
作例 · 標準
遠い縁続きの親戚から、結婚式の招待状が届いた。
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彼は、その地域の名家と縁続きだと言われている。
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お隣さんは私の母方の縁続きにあたるらしい。
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昔の日本では、縁続きの者同士で助け合う文化があった。
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