幻辞.com

開田

かいでん
名詞
1
標準
文例 · 用例
開田今朝も 鶉が 新開田で   啼いた鶉恋しい 畑の鶉可愛男の 新開田で   啼いた。
野口雨情 沙上の夢 青空文庫
西野郷は今日の三岳村と、開田村とに跨がっており、木曽川へ流れ込む黒川の流域、貝坪、古屋敷、馬橋、ヒゲ沢渡、等々の小部落を点綴したところの、一大地域の総称であって、その中には大森林や大渓谷や瀧や沼があり、そのずっと奥地に井上嘉門の、城砦のような大屋敷が、厳然として建っているのであった。
国枝史郎 剣侠 青空文庫
今でもこの木曾の開田村方面では実行されているとのことでございますが、かの麻布を晒すために、また、飯山地方ではあの紙の原料である楮の皮を晒すのにそこの雪を利用いたしております。
三澤勝衛 自力更生より自然力更生へ 青空文庫
此の鈴木長頼は幕府の開かれる最初の功臣開田二郎の子孫で、舊小田原北條の番臣の後らしい。
阪井久良伎 眞間名所 青空文庫
あさっての夕方まで、場所は開田の妙見堂と聞いて、わたくしはあの方と別れた。
山本周五郎 やぶからし 青空文庫
――開田というのは、城下の西南から宮瀬川のほうへゆく新道で、町を出はずれると片側は丘、片側は田や畑が続いている。
山本周五郎 やぶからし 青空文庫
荘園では、いやでも、課税の対象にされるが、朝廷の墾田帳にも、大張使の税簿にもない未開田は、督税使がやかましくいっても、なんとでも、ごまかせた。
吉川英治 平の将門 青空文庫
そのほか、相伝の御荘園や開田地なども、どうやら、あやしげな処分になってしまいました。
吉川英治 平の将門 青空文庫