きょとん
きょとん異読 キョトン
副詞-と
標準
(looking) blankly
文例 · 用例
象徴と譬喩と、どうちがうか、それにさえきょとんとしている人がたまにはあるのだから、言うのに、ほんとに骨が折れる。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
自分はきょとんとした。
— 梶井基次郎 『路上』 青空文庫
その実態が、かくの如きものである以上、とてもそれは恥かしくて、口に出しては言えない言葉であるべき筈なのに、「恋愛」と臆するところ無くはっきりと発音して、きょとんとしている文化女史がその辺にもいたようであった。
— 太宰治 『チャンス』 青空文庫
渡瀬は不意を喰ってきょとんとした。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
…… ざらざらと藁が揺れて、広き額を差入れて、べとりと頤髯一面なその柔和な口を結んで、足をやや爪立ったと思うと、両の肩で、吃驚の腹を揉んで、けたたましく飛び退いて、下なる網に躓いて倒れぬばかり、きょとんとして、太い眉の顰んだ下に、眼を円にして四辺を眺めた。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
坊様、眉も綿頭巾も、一緒くたに天を仰いで、長い顔で、きょとんとした。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
小児等はきょとんとする。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
……いいえ、姉さんがまた吩咐けたって、口ばかりさ、直ぐに忘れて、きょとんとしている事は知ってるじゃないか。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
急に名前を呼ばれて、きょとんとしてしまった。
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「それ、どういう意味?」と、きょとんとした顔で友人に尋ねた。
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初めて見る光景に、子供たちは皆きょとんとして立ち尽くしていた。
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先輩からの複雑な指示に、新人はきょとんとするしかなかった。
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