見果てぬ夢
みはてぬゆめ
名詞
標準
unfulfilled dream
文例 · 用例
見果てぬ夢をあまり短くして断ったそれを惜しませるような、冷たく揶揄するような沖の篝火でありました。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
海士も簑きる時雨かな、潮の※は浴びながら、夜露や厭う、ともの優しく、よろけた松に小綱を控え、女男の波の姿に拡げて、すらすらと乾した網を敷寝に、舳の口がすやすやと、見果てぬ夢の岩枕。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
老憊の肉体を抱き、見果てぬ夢を追い、荒涼の磯をさまようもの、白髪の浦島太郎は、やはりこの世にうようよ居る。
— 太宰治 『懶惰の歌留多』 青空文庫
蝶子、お艶が病気で死んだとき、お艶やおまえのいわゆるおじさんは悲嘆は別として、まずかの女に見果てぬ夢はなかったか、気がゝりなものは無かったか、それを心の中で探してみたものだ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
見果てぬ夢の香気と色とは今だに連想の林に薄紫の桐の花を靉々と匂わしたくなる。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
ここに選び出でたるはわが幼きより今にいたるあらゆる詩集の中より、ことに歌ひ易く調やさしき断章小曲のかずかず、すべてみな見果てぬ夢の現なかりしささやきばかり、とりあつむればあはれなることかぎりなし。
— 北原白秋 『「わすれなぐさ」はしがき』 青空文庫
かくして最早|幾何もなくなつてゐる生涯の残余を、見果てぬ夢の心持で、死を怖れず、死にあこがれずに、主人の翁は送つてゐる。
— 森鴎外 『妄想』 青空文庫
見果てぬ夢の歎きは目に見えぬ銀の鎖の微かに過去と現在とを繼いで慄くやうに、つねに忙たゞしい生活の耳元に啜り泣く。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
作例 · 標準
宇宙旅行という見果てぬ夢を実現するため、彼は全財産と人生のすべてを注ぎ込んだ。
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少年時代に抱いた見果てぬ夢は、現実の厳しさを知った大人になっても輝きを失わなかった。
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「そんなのは見果てぬ夢だ」と周囲は笑ったが、彼だけは最後まで諦めなかった。
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ウィキペディア
「見果てぬ夢」 は、ミュージカル『ラ・マンチャの男』のナンバー。ミュージカル『ラ・マンチャの男』のナンバーで、ジョー・ダリオンとミッチ・レイによる作品の中でも人気の高い楽曲である。1965年の初演の舞台ではリチャード・カイリーがドン・キホーテを演じ、この曲を歌ったが、数多くのカバー・バージョンが録音された。最も注目されたのジャック・ジョーンズ盤で、1966年に全米チャート35位、イージー・リスニング・チャートでは第1位を記録し、彼の代表作になった。
出典: 見果てぬ夢 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0