彷徨く
うろつく異読 ウロつく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞頻度ランク #41555 · 青空 71 例
標準
to loiter
文例 · 用例
このほど死んだワレス氏が六十年前シンガポールに寓した時常に近所を彷徨く虎若干ありて、新開の阿仙薬園に働く支那人を平均日に一人ずつ殺したと『巫来群島篇』第二章に言われた。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
澄み切つた鋼鐵色の天蓋を被いで、寂然と靜まりかへつた夜の盛岡の街を、唯一人犬の如く彷徨く樂みは、其昔、自分の夜毎に繰返すところであつた。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
澄み切つた鋼鉄色の天蓋を被いて、寂然と静まりかへつた夜の盛岡の街を、唯一人犬の如く彷徨く楽みは、其昔、自分の夜毎に繰返すところであつた。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
私は内々其を心待にしていて、来ると急いで部屋を出て椽側を彷徨く。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
あたしが風来者になつちやつて、満洲あたりをうろつくやうになつても、ねえ、さうでせう。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
酒で崩して、賭博を積み、いかさまの目ばかり装った、己の名の旅双六、花の東都を夜遁げして、神奈川宿のはずれから、早や旅銭なしの食いつめもの、旅から旅をうろつくこと既にして三年|越。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
晝間は納屋の中、鎭守の森、日蔭ばかりをうろつく奴、夜遊びは申すまでもなし。
— 泉鏡太郎 『一席話』 青空文庫
いつものように黄昏の軒をうろつく、嘉吉|奴を引捉え、確と親元へ預け置いたは、屋根から天蚕糸に鉤をかけて、行燈を釣らせぬ分別。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
作例 · 標準
例句