辺動
へんどう
名詞
標準
文例 · 用例
が、時綱は兵法巧者の、心掛けある武士だったので、このように大勢して押して行ったならば、四辺動揺して人も出で、それに紛れて十郎頼兼|遁がれて、故郷へ帰ろうもしれぬ。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
荻生徂徠が、兩國橋邊動櫂歌 江風涼風水微波怪來岸上人聲寂 恰是彩舟宮女過 と詠じたのは、舟遊びをほめあげるために陸には人が居ないやうにいつてゐるし、千人が手を欄干やはしすずみ の其角は、橋の上の方の贔屓だ。
— 長谷川時雨 『花火と大川端』 青空文庫