紙ばさみ
かみばさみ
名詞
標準
paper holder
文例 · 用例
久しい間、新聞や雑誌からの切りぬきのまま紙ばさみの間に保存されていたものが、はじめて本として生れ出ることとなった。
— 宮本百合子 『あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)』 青空文庫
けれど、いつもとようすがちがって、めいめい大きなつばの帽子をかぶり、肩に茶色のふくろをかけて長いつえをつき、メグはクッション、ジョウは本、ベスはひしゃく、エミイは紙ばさみを、それぞれ持っていました。
— LITTLE WOMEN 『若草物語』 青空文庫
近ごろの旅行家は、鉛筆を手にして旅をし、スケッチで紙ばさみをいっぱいにして持ちかえるのがしきたりであるから、わたしも二、三整えて、友人たちの興にそえたいと思う。
— ワシントン・アーヴィング Washington Irving 『わたくし自身について』 青空文庫
書きかけた半ぺらの原稿紙はもう三十枚ばかりたまって、ニッケルの紙ばさみにはさまれている。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
伸子はいそいで椅子から立ち、紙ばさみのなかへ原稿をしまいながら、「お入りなさい」 改まった声をだした。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
伸子は枕もとのテーブルから紙ばさみをとって、しまってあるその手紙を出してみた。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
」「それはとってあるわ」 そう云いながら、余りしまいこんでいて、その紙ばさみがなかなか見つからなかった。
— 宮本百合子 『風知草』 青空文庫
」 と、朝倉先生は、何か考えていたらしい眼でちょっと履歴書のほうを見たが、すぐ机の引き出しをあけて、小さな紙ばさみにはさんだ一|束の電報をとり出し、それを次郎のまえにつき出しながら、言った。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
作例 · 標準
散らかりがちな領収書や請求書を、とりあえず年度ごとに分けた紙ばさみに挟んで整理している。
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教授のデスクには、長年の研究資料がぎっしりと綴じられた年季の入った紙ばさみが並んでいた。
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会議の資料がバラバラにならないよう、出席者全員に社名入りの青い紙ばさみが配られた。
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