幻辞.com

蕩かす

とろかす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
1
標準
to melt (steel, etc.)
文例 · 用例
さようなことをいたいて、少い方の魂を蕩かすわ、ふん、ふふん、」 と頻りに頷きながら、「そこでその、白い乳房でも露したでござるか。
泉鏡花 星女郎 青空文庫
その一なる瞻蔔迦の花香|能く人心を蕩かす
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
一体そのように化けおって何を致すのじゃ」「奇態に女を蕩かす術を心得おりまして、みめよき婦女子と見ると、いつのまにかこれをたらしこみ、散々に己れが弄んだ上で沢山な手下と連絡をとり、不届至極にも長崎の異人奴に売りおる奴でござります」「なに!? 不埒な奴よ喃。
続旗本退屈男 旗本退屈男 第二話 青空文庫
一体そのように化けおって何を致すのじゃ」「奇態に女を蕩かす術を心得おりまして、みめよき婦女子と見ると、いつのまにかこれをたらしこみ、散々に己れが弄んだ上で沢山な手下と連絡をとり、不届至極にも長崎の異人奴に売りおる奴でござります」「なに※ 不埒な奴よ喃。
第二話 続旗本退屈男 旗本退屈男 青空文庫
山海の珍味を尽し、美を尽し、善を尽し、出るに自動車あり、居るに明眸皓歯あり、面白い書籍あり、心を蕩かす賭博あり、飽食し、暖衣し、富貴あり、名誉あり、一の他の不満不平あるなくして、それでも猶ほ魂に満されざる声を聞くのは何の故か。
田山花袋 ある僧の奇蹟 青空文庫
「そんな薄情な男は、私は嫌いさ」 お島はそう言って笑ったが、男がその時々に、さばさばしたような気持で、棄てて来た多くの女などに関する閲歴が、彼女の心を蕩かすような不思議な力をもっていた。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
それが夜の間に豊かな春を呼吸して、一輪は殆ど満開に、もう一輪、心を蕩かすような半開の花が露を帯びて匂っている。
宮本百合子 牡丹 青空文庫
小柄な彼女は盛装して群の中に静かに坐っていても少しも目立たなかったが、一人一人の対坐になる時は、きび/\した溌剌たる挙措の底に、蕩かすような強い力を燦めかして男の魂をとらえるらしかった。
地に潜むもの 地上 青空文庫
作例 · 標準
溶鉱炉から発せられる凄まじい熱気が、巨大な鉄の塊を真っ赤なドロドロの液体に蕩かしていく。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
金細工師はバーナーの青い炎を巧みに操り、小さな金の粒を蕩かして新しい指輪の形へと変えた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
最新の設備で廃プラスチックを熱で蕩かし、再びリサイクル製品の原料として再生させる工程を見学した。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
2
標準
to melt (one's heart)
作例 · 標準
彼女の透き通るような歌声は、会場にいた観客全員の頑なな心を優しく蕩かすような力を持っていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
子犬が甘えるようにクーンと鳴くと、厳格だった父の厳しい表情もあっという間に蕩けてしまった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
異国の地の水平線に沈む美しい夕景は、旅人の不安な気持ちを魔法のように蕩かしていった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
蕩かす(とろかす) — 幻辞.com