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はらい
名詞
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標準
文例 · 用例
僕が咳を一ツやって庭場へ這入ると、台所の話はにわかに止んでしまった。
伊藤左千夫 野菊の墓 青空文庫
雁がね 朝月夜のかげ空に残りて、見し夢の余波もまだ現なきやうなるに、雨戸あけさして打ながむれば、さと吹く風|竹の葉の露をひて、そゞろ寒けく身にしみ渡る折しも、落くるやうに雁がねの聞えたる、孤つなるは猶さら、連ねし姿もあはれなり。
樋口一葉 あきあはせ 青空文庫
日本でも外来語の整理が全国民の関心事となるのは欧米との戦争というような犠牲をった後でなければ期しがたいのであろうか。
九鬼周造 外来語所感 青空文庫
そして不幸にも既に言語の通貨となりすましてしまったならば贋金を根絶することに必死の努力をうべきである。
九鬼周造 外来語所感 青空文庫
生活と密接な具体的関係にある言葉は雰囲気の情調を満喫していて他国語への翻訳が困難であるには相違ないが、それも程度の問題であって、外来語の国訳へ向って出来得る限りの努力がわれなくてはならない。
九鬼周造 外来語所感 青空文庫
知識階級が全面的に誠意ある努力をこの点にうならば必ず社会民衆が納得して使用するような新鮮味ある訳語が出来てくると信ずる。
九鬼周造 外来語所感 青空文庫
之に反して、月末の支ひだけ片付くとなれば安心の出来る人達は元気でゐる。
中原中也 作家と孤独 青空文庫
やがてお父さんが目を覚まして、咳ひや煙草盆の音を立て始めると、急に家中活気を呈して来ます。
中原中也 家族 青空文庫