応聴
おうちょう
名詞
標準
文例 · 用例
または袷自身のために存在するですか」と云って、一応聴衆を見廻した。
— 夏目漱石 『野分』 青空文庫
それに就いて一応聴いておかなければならぬのは各自の志望で、女の家へ往きたいものを、お医者へやつても気の毒なやうに、英吉利好きの男を亜米利加へやつてもつまらなかつた。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
もし、この人の仕事について君たち自身が不満を覚えるというなら、そのままの意見は一応聴こうぜ。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
若し、この人の仕事に就いて君達自身が不満を覚えるといふなら、そのまゝの意見は一応聴かうぜ。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
何しろ国家の一大事というのでありますから、一応聴き取らなければなりません。
— 三田村鳶魚 『話に聞いた近藤勇』 青空文庫
――念のために、三軒の酒屋が、どんな酒を入れていたか、一応聴いて来るがいい」「おだてちゃいけません」「おだてじゃないよ。
— 酒屋火事 『銭形平次捕物控』 青空文庫
――念の爲に、三軒の酒屋が、どんな酒を入れてゐたか、一應聽いて來るが宜い」「おだてちやいけません」「おだてやしないよ。
— 酒屋火事 『錢形平次捕物控』 青空文庫