略筆
りゃくひつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
outline
文例 · 用例
ただ末段に至りまして、手術をされた人間が、肉腫への憎悪に夢中になり、自分の腕の切られたのも忘れ、その腕を出せというあたり――この作中での正念場――そこが余りに略筆され、些か明瞭を欠きましたが、併し是は私の頭がひどく其時疲れていたので意味が取れなかったのかもしれません。
— 国枝史郎 『二つの作品』 青空文庫
詩文でも小品短篇が発達して居て絵画でも疎画略筆が発達して居る。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
大正三年稿衰頽期の浮世絵一 浮世絵は寛政文化の盛時を過ぎ、文政に入りて改元の翌年|先づ春章の後継者たる勝川春英を失ひ、続いて漫画略筆の名手|鍬形※斎(文政七年歿)を逝かしめ、また歌麿の好敵手たりし歌川豊国(文政八年歿)を失ひぬ。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
茲を境目として作者の興味は會計主任であるカメレオン的人物の經歴と活躍と失脚とに移り、トンネルそのものは稍々閑却せられた觀があり末段は略筆法に依つて急速に竣工の結果を報告してゐる。
— 成瀬無極 『「トンネル」に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
恩師の追悼文の最後に、故人の穏やかな人柄を偲ばせるエピソードを略筆ながら書き留めた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
時間が限られていたため、この手紙では詳細を省き、近況を略筆してお伝えするにとどめます。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
その紀行文は、名所の風景を略筆でさらりと描写しており、読者の想像力を掻き立てる。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
標準
writing a character (e.g. kanji) in a simplified form
作例 · 標準
急いでメモを取るときは、画数の多い『門』構えなどをつい略筆で書いてしまう。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
書道において、草書体は漢字を美しい略筆で表現する芸術的な書体である。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
帳簿を手書きしていた時代は、誰もが『第』や『箇』などの字を独特の略筆で記していた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview