蘇民将来
そみんしょうらい
名詞
標準
tower-shaped wooden talisman
文例 · 用例
この狸の形せる物は、玩具といはんより巳の小判、蘇民将来の類にて神守りの一つなりと思へり。
— 淡島寒月 『江戸の玩具』 青空文庫
日本紀・風土記などに記されてある例で言ふと、蘇民将来を訪ねたときのすさのをの命の姿がそれであつて、謂はゞ、草人形である。
— 折口信夫 『草相撲の話』 青空文庫
最初は単純に招代であつたのが、次には其片手間に邪神を睨み返すことゝなり、果は蘇民将来子孫とか、鎮西八郎宿とか言ふ様に英雄神の名に托して、高く空よりする者の寄り来るを予防した次第である。
— 折口信夫 『髯籠の話』 青空文庫
備後風土記逸文の蘇民将来・臣旦将来に宿を乞うた武塔天神は、行きには一人だが、八年目の帰り途には、八人のみ子を連れて居たとあるから、群行である。
— 折口信夫 『まれびとの歴史』 青空文庫
此は皆、富士筑波・蘇民将来の話よりも、古い形なのである。
— 熊本利平氏に寄す 『雪の島』 青空文庫
現に宇治山田へ三度目という田川君が見落していたが、あの地方一帯の民家の三分の一は、入口にシメをはり「蘇民将来子孫」とか「笑門」という札を掲げているのである。
— 安吾・伊勢神宮にゆく 『安吾の新日本地理』 青空文庫
武塔神が北海から南海の女をよばいに旅行の折、その地に蘇民将来という兄弟があった。
— 安吾・伊勢神宮にゆく 『安吾の新日本地理』 青空文庫
即ち吾はスナノオの命なり、後世疫病ある時は蘇民将来子孫なりと云い、茅の輪をもって腰に帯をすれば難をまぬかれるだろう、と教えて立ち去った、という伝説によるのである。
— 安吾・伊勢神宮にゆく 『安吾の新日本地理』 青空文庫
作例 · 標準
京都の八坂神社では、蘇民将来のお守りが授与される。
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疫病退散を願って、玄関に蘇民将来の護符を飾った。
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彼は旅行先で手に入れた蘇民将来の木札を大切にしている。
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標準
apron-shaped straw deity to ward off disease
作例 · 標準
地域の祭りで、蘇民将来の茅の輪をくぐる風習がある。
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昔の人々は、蘇民将来の藁人形に病気の厄除けを願った。
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小さな子どもたちが、蘇民将来の伝説について目を輝かせて話していた。
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