意識一般
いしきいっぱん
名詞
標準
transcendental appreciation
文例 · 用例
然らばといって、たといそれが意識一般といっても主観の綜合統一によって成立すると考えられる世界は、何処までも自己によって考えられた世界、認識対象界たるに過ぎない。
— 西田幾多郎 『デカルト哲学について』 青空文庫
カントはさらに、彼においてはまた数学的自然科学の普遍妥当性の権利づけがその中心問題であったのであるが、この関心からそれまでは「存在の領域」であったところの意識を意識一般の概念のもとに「主観」として解釈し直した。
— 三木清 『マルクス主義と唯物論』 青空文庫
カントはそのやうな意識を意識一般(〔Bewusstsein u:berhaupt〕)と稱してゐる。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
リッケルトはカントの意識一般をかく解した。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
それは純粹に論理的主觀であり、リッケルトによつて判斷意識一般(〔das urteilende Bewusstsein u:berhaupt〕)として規定される。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
ついでながら我々はカントの自我或ひは意識一般をフッサールのいふ純粹意識の如く解することを避けねばならぬ。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
ディルタイはカントの意識一般の概念を抽象的、構成的であるとして、これを斥ける。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
カントは更に、彼に於てはまた數學的自然科學の普遍妥當性の權利付がその中心問題であつたのであるが、この關心からそれまでは「存在の領域」であつたところの意識を意識一般の概念のもとに「主觀」として解釋し直した。
— 三木清 『唯物史観と現代の意識』 青空文庫
作例 · 標準
哲学の講義で、カントが提唱した「意識一般」という概念が客観的認識にいかに寄与するかを学んだ。
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認識論においては、個人の主観的な経験を超えた「意識一般」の構造を明らかにすることが、普遍的な真理への到達点とされる。
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「まさに『意識一般』のレベルで捉えなければ、この事象の持つ普遍的な意味は説明できません」と、教授は学生たちに語りかけた。
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心理学的な個々の意識状態の集積ではなく、論理的な前提としての「意識一般」を想定することで、学問的な客観性が担保される。
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