糾
きゅう
名詞
標準
文例 · 用例
かくて、其処に、紛糾は、凡そ未だ甞て誰も思つてもみなかつた程発生してゐるのであるが、そのことを文献は殆んど語つてゐないといふも過言ではない。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
一、問題が紛糾するのは何時も、宛然芸術の格構せる非芸術といふものが存在するからである。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
而して思考上の紛糾といふものは精神自体の中にその原因を有するのではない。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
問題は、紛糾してはゐない。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
野望が、紛糾してゐる。
— 中原中也 『近頃芸術の不振を論ず』 青空文庫
罪ありと推定せらるるも、罪の自白に接せずしては不正確なる故、罪人を糾弾し以てその罪を自白せしめんとするが第一の理由である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
日本の明治以来の自由思想も、はじめは幕府に反抗し、それから藩閥を糾弾し、次に官僚を攻撃している。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
しからば、どこの誰をまずまっさきに糾弾すべきか。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫