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一宿

いっしゅく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
staying one night
文例 · 用例
」 其処へ、突掛けに 紺がすりの汗ばんだ道中を持って行くと、「はい、お旅籠は上中下と三段にございますがな、最下等にいたしましても……」 何うして、こんな旅籠へ一宿出来よう、服装を見ての口上に違いないから。
泉鏡花 浮舟 青空文庫
一宿りして、こゝを、又こゝから立つて、大雪の中を敦賀へ越した事もある。
泉鏡太郎 麻を刈る 青空文庫
坦坦翁、生平実に坦坦、文章学術を以て太祖に仕え、礼儀の制、選挙の法を定むるの議に与りて定むる所多く、帝の洪範の注成るや、命を承けて序を為り、勅修の書、省躬録、書伝会要、礼制集要等の編撰総裁となり、居然たる一宿儒を以て、朝野の重んずるところたり。
幸田露伴 運命 青空文庫
自分が一宿を頼んだときにも、彼は初めの親切にひきかえてすこぶる迷惑そうな顔をみせた。
岡本綺堂 くろん坊 青空文庫
三 一宿の礼をあつく述べて叔父は草鞋の緒をむすぶと、僧はすすきを掻きわけて、道のあるところまで送って来た。
岡本綺堂 くろん坊 青空文庫
かねて信心する養安寺村の蛇王権現にお詣りをして、帰りに北の幸谷なるお千代の里へ廻り、晩くなれば里に一宿してくるというに、お千代の計らいがあるのである。
伊藤左千夫 春の潮 青空文庫
唐の元和年中、許州の趙季和という旅客が都へ行く途中、ここに一宿した。
白猿伝・其他 中国怪奇小説集 青空文庫
その人の煙草の火のおかげで、私は煙草を一服吸う事が出来るのだもの、謂わば一宿一飯の恩人と同様である。
太宰治 作家の手帖 青空文庫
作例 · 標準
旅の途中で、親切な村人に一宿を乞うた。
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「今夜はぜひ、我が家で一宿していってください」と主人が言った。
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武士は、見知らぬ土地で一宿の恩義を受けた。
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