応参
おうさん
名詞
標準
文例 · 用例
林田も、今日は私と共に警部に一応参考人として取り調べられる立場にいるので、これも多くを他の者に対してはきかなかつた。
— 浜尾四郎 『殺人鬼』 青空文庫
私達は一|応参拝を済ませてから、直ちに目的の銀杏の樹に近寄りますと、早くもそれと気づいたか、白茶色の衣裳をつけた一人の妖精が木蔭から歩み出で、私達に近づきました。
— 浅野和三郎 『霊界通信 小桜姫物語』 青空文庫
しかしまたすぐに、さう深く考へて訊いたものではあるまい、一應參考までに訊いておく必要がある、といふ程度のものであらうとも考へられた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
やや事情を異にするが、宋の魯應龍の『閑窓括異志』(『稗海』本)に載せてある左の記事も、亦支那人の Cannibalism を研究するに當つて、一應參考に資すべき材料と思ふ。
— 桑原隲藏 『支那人間に於ける食人肉の風習』 青空文庫
樽の例は想像に過ぎるので、加瀬貝塚の疑問をして、一|層強からしめる論證とするには足らぬけれども、一|應參考とするには充分だらうと余は思うのである。
— 疑問の加瀬貝塚 『探檢實記 地中の秘密』 青空文庫