身を委ねる
みをゆだねる
表現動詞-一段
標準
to yield oneself (to something)
文例 · 用例
ですから、その仏を念じ、その仏の目的を覚り、その進行に身を委ねるときは、貪は転向浄化して一切の善を求めて進み、瞋は転向浄化して一切の罪悪を断ち、痴は払いのけられて仏智現れ、ここにおいて天地間の大生命と、自心内部の赤裸々な仏心(人格完成の芽)とが手を取り合うのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
ロマンチツクの感情の劇しい嵐に、戦慄しながら、身を委ねる事も出来た。
— XANTHIS 『クサンチス』 青空文庫
自分だけは心からかも知れないが、あたしや浩一は何うなると思ふの――」「…………」 彼は、時日に身を委ねるより他は、何の思案も浮かばなかつた。
— 牧野信一 『裸虫抄』 青空文庫
けれども青年はつねにかように危険な恋愛に身を委ねることをやめないのであって、そのために身を滅す者も絶えないではないか。
— 三木清 『如何に読書すべきか』 青空文庫
この問いへの答えを脳裏に描き出すとき、竹松はいつも全身を包む啓示のぬくもりに身を委ねることができた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
また客観主義の立場において、認識することは対象に純粋に身を委ねることであると考えても、主観のかような態度は決して単に投遣りの態度でないことはもちろん、単に受動的な態度でもなく、道徳的な心の準備を必要とするのである。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
元来、文学の芸術に身を委ねるものにとつて、表現のくふうといふ事は、一つの肉体上の要求と見て然るべきものであらう。
— 水野葉舟 『言文一致』 青空文庫
すなはち哲學的練習に身を委ねるもののみ死後その練習の成果を收め得るのである。
— 波多野精一 『時と永遠』 青空文庫
作例 · 標準
激流に身を委ね、彼はただ流されるままに進んでいった。
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信頼できる人に身を委ね、心の重荷を下ろすことができた。
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彼女は音楽に身を委ね、心の赴くままに踊り続けた。
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