ガタ落ち
ガタおち異読 がたおち
名詞動詞-サ変動詞-自動詞多音語
標準
sharp drop
文例 · 用例
無名の人たちの原稿を読んでも、文章だけは見よう見真似の模倣で達者に書けているが、会話になるとガタ落ちの紋切型になって失望させられる場合が多い。
— 織田作之助 『大阪の可能性』 青空文庫
さしもに飛ぶ鳥を落す勢いの美妙斎の人気も一時にガタ落ちがして、紅葉|露伴が取ってこれに代ったのは、畢竟欧化主義と国粋主義との勢力消長に原因しているので、強ち紅葉と美妙斎との芸術的優勝劣敗ではないのである。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
銀座その他には数千円の贅沢品があふれていて、飛ぶように売れているが、生活必需品の購買力はガタ落ちだと、はっきりいっている。
— 宮本百合子 『ほうき一本』 青空文庫
内地の景気あガタ落ちでも、ここで材木一本伐り出す費用にゃかわりがねえんだ。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
五千ドル要求したのが三百ドルにガタ落ち、パティやカルーゾーは戦時中四分の一なら、私にも四分の一で千二百五十ドルくれればいいのに、と情けなくは思いましたが、もちろん私はお金のために歌をうたうのではありません。
— 三浦環 『お蝶夫人』 青空文庫
老中もまたあれだけの権式を保ち得られたものだが、僅かの間にそれもガタ落ち、薩摩の藩邸が江戸荒しの山賊の策源地と公認されながら、それに一指を加うることができないとは…… 神尾は憤りを含みつつ、小酌を傾けました。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
伊那の谷あたりの最も篤胤研究のさかんであった地方では、あの年の平田入門者なるものは一年間百二十人の多くに上ったが、明治三年には十九人にガタ落ちがして、同四年にはわずかに四人の入門者を数える。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
君のような人間に出られると、僕の人気なんかガタ落ちだ。
— 国枝史郎 『岷山の隠士』 青空文庫
作例 · 標準
最近、売上がガタ落ちで、会社が心配している。
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テストの成績がガタ落ちした原因を、本人もよく分かっていないようだ。
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あの人気アイドルのスキャンダルで、CDの売上がガタ落ちしたらしい。
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急激な円安で、輸入製品の価格がガタ落ちした。
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