御内方
ごないほう
名詞
標準
文例 · 用例
そしてすぐ、勝手元の墨江の方へ、『御内方。
— 吉川英治 『死んだ千鳥』 青空文庫
――御内方、御内方』『はい……』 墨江は行燈をそこへ持って来て、客の間に坐った。
— 吉川英治 『死んだ千鳥』 青空文庫
……それより御内方、風邪をひかさぬように、平田殿へ何ぞ掛けてあげてくれ』 伏原半蔵は、土間の履物を足の先で探りながら、手をつかえている墨江の顔を、無遠慮な眼でながめて帰った。
— 吉川英治 『死んだ千鳥』 青空文庫
『――平田殿の御内方。
— 吉川英治 『死んだ千鳥』 青空文庫
さだめしあの御内方の優しい御内助であろうなあ。
— 吉川英治 『死んだ千鳥』 青空文庫
そしてまた、勝頼夫妻に向って、「このたびの御悲運は、まったく御内方の一族に、離反があったためによる。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
では久しぶりに御内方と共にいただこうか」 と望んだところから、出立を間際にして、急にこういう団欒になったのであった。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫