万葉調
まんようちょう
名詞
標準
poetic style typical of Man'yōshū
文例 · 用例
一方では、堂上風の口たるい小細工歌が流行り、一方では古学派のわざとらしい万葉調の真似手の多いなかに、敢然立つて常情平述主義を唱へ「ただ言歌」の旗印を高く掲げた才一方の年上の老友がうらやまれた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
万葉調美人――焼き滅ぼさん何とか、と云ふ情熱を持った肥った女のことらしい。
— 原民喜 『四五ニズム述懐』 青空文庫
いつてみれば源太は万葉調で四郎は新古今調だ。
— 伊丹万作 『余裕のことなど』 青空文庫
〔『日本』明治三十二年四月九日〕 世に『万葉』を模せんとする者あり、『万葉』に用いし語の外は新らしき語を用いず、『万葉』にありふれたる趣のほかは新しき趣を求めず、かくのごとくにして作り得たる陳腐なる歌を挙げ、自ら万葉調なりという、こは『万葉』の形を模して『万葉』の精神を失えるものなり。
— 正岡子規 『曙覧の歌』 青空文庫
そをいかにというに他の人は言うまでもなく真淵の歌にも生が好むところの万葉調というものは一向に見当不申候。
— 正岡子規 『歌よみに与ふる書』 青空文庫
北原白秋氏は、観念上の「空爆」を万葉調の長歌にかいていられる。
— ――日本女性の覚悟―― 『祭日ならざる日々』 青空文庫
万葉以後一千年の久しき間に万葉の真価を認めて万葉を模倣し万葉調の歌を世に残したる者実に備前の歌人平賀元義一人のみ。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
彼らは万葉を尊敬し人丸を歌聖とする事において全く一致しながらも毫も万葉調の歌を作らんとはせざりしなり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
作例 · 標準
彼の詠む短歌は、力強く素朴な万葉調のスタイルが特徴で、多くの読者を惹きつけている。
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現代の言葉で綴りながらも、どこか万葉調の趣を感じさせる美しい詩に出会った。
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書道教室で、万葉調の筆致を意識しながら万葉集の一節を練習した。
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ウィキペディア
万葉調(まんようちょう)は、万葉集にみられる歌風のこと。
出典: 万葉調 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0