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莫連

ばくれん
名詞
1
標準
worldly woman
文例 · 用例
次に誰の眼にも莫連女と知れる剥き出しの胸や腕に宝石の斑張りをした女が通った。
岡本かの子 ドーヴィル物語 青空文庫
お春というのも芸者あがりの莫連者ですから、自分も男の仲間にはいって一緒に勝負をしていたそうです。
岡本綺堂 蜘蛛の夢 青空文庫
「本邦にて最も重要なる位置にある某汽船会社の所有船○○丸の事務長は、先ごろ米国航路に勤務中、かつて木部孤※に嫁してほどもなく姿を晦ましたる莫連女某が一等船客として乗り込みいたるをそそのかし、その女を米国に上陸せしめずひそかに連れ帰りたる怪事実あり。
有島武郎 或る女 青空文庫
わたしはまだあなたに肌を御覧に入れるほどの莫連者にはなっていませんから……」 そう小さな声でいって悠々と手術室にはいって行った。
有島武郎 或る女 青空文庫
が、けんぺき茶屋の女中上がりの、莫連者のお弓は、市九郎が少しでも沈んだ様子を見せると、「どうせ凶状持ちになったからには、いくらくよくよしてもしようがないじゃないか。
菊池寛 恩讐の彼方に 青空文庫
「貞淑無類、珍しいほどで」「いやいや拙者の考えでは、浮気者の大莫連
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
「蟹のお角という女は、だんだん調べてみると札付きの莫連もので、蟹の彫りものは両腕ばかりでなく、両方の胸にも彫ってあるのです。
蟹のお角 半七捕物帳 青空文庫
そこへ付け込んで相手を嚇しにかかるというわけで、こんな莫連おんなは男よりも始末がわるい。
蟹のお角 半七捕物帳 青空文庫