小桑
こくわ
名詞
標準
文例 · 用例
古びた鐵の圓火鉢に生よもぎを高く盛り上げ、その下にコクワ(松の落葉のこと)をさしこみ、火をつけ、煽ぐのであつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
しかし、それよりもつと、このアイヌの少年の目をひきつけたのは、青いコクワと、濃紫の山葡萄の実が、玉をつらねたやうに、ふさ/\と生つて、おいで/\をしてゐることでした。
— 宮原晃一郎 『熊捕り競争』 青空文庫
だから、コクワや山葡萄が沢山生つてゐるところには、きつと熊が来るものです。
— 宮原晃一郎 『熊捕り競争』 青空文庫
山葡萄をちぎっては猿に気の毒、コクワを採っては熊に気の毒、深林を開いてはアイヌに気の毒なのも、自然である。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫