得々
とくとく異読 トクトク
副詞-と形容詞-たる頻度ランク #36891 · 青空 264 例
標準
triumphantly
文例 · 用例
チツポケな虚栄心を持つてるに過ぎない奴等が、いつかどのきほひ肌や、伝法肌のつもりになつて得々としてるのだ。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
実になる、ならない、もへんなもので、むかし発電機の発明をして得々としていたところ、一貴婦人から、けれども博士、その電気というものが起ったからって、それがどうなるのですの?
— 太宰治 『答案落第』 青空文庫
浜口雄幸がどうしたとか、若槻が何だとか、田中は陸軍大将で、おおかた元帥になろうとしていたところをやめて政治家になったとか、自分たちにとっては、実に、富士山よりも高く雲の上の上にそびえていて、浜口がどうしようが、こうしようが、三文の損得にもならないことを、熱心に喋って得々としている。
— 黒島傳治 『選挙漫談』 青空文庫
どうも、辞書を引いてたったいま知ったような事を、自分の知識みたいにして得々として語るというのは、心苦しい事である。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
呼ばれたのは、知事の君が遠縁の法学生、この邸に奇寓する食客であるが、立寄れば大樹の蔭で、涼しい服装、身軽な夏服を着けて、帽を目深に、洋杖も細いので、猟犬ジャム、のほうずに耳の大いのを後に従え、得々として出懸ける処、澄ましていたのが唐突に、しかも呼棄てにされたので。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
渠は得々としてへいげんの英語を通弁す。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
」と三吉は得々として、「大変なものを見附けました。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
」車夫ますます得々として、「えい、奥様を見付けたのでございます。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
「どうだ、俺の言った通りになっただろう」と、彼は得々とした表情で自慢げに語った。
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クイズに全問正解した娘は、鼻を高くして得々とした足取りで部屋に戻ってきた。
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上司のミスを指摘できたことが嬉しいのか、彼は得々とその経緯を同僚に話している。
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