律動的
りつどうてき
形容動詞
標準
rhythmical
文例 · 用例
水の流れや風の吹くのを見てもそれは決して簡単な一様な流動でなくて、必ずいくらかの律動的な弛張がある、これと同じように生物の発育でも決して簡単な二次や三次の代数曲線などで表わされるようなものではない。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
蚕や蛇が外皮を脱ぎ捨てるのに相当するほど目立った外見上の変化はないにしても、もっと内部の器官や系統に行われている変化がやはり一種の律動的|弛張をしないという証拠はよもやあるまいと思われる。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
音楽と運動の律動につれて、この笑顔にも一種の律動的変化を感じる事が出来る。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
しかるに、不思議なことには、これが老人の歌の拍子にうまく合うように律動的に頭を動かしているように見えるのであった。
— 寺田寅彦 『鴉と唱歌』 青空文庫
ただあまりに静かな時に自分の頭の中に聞こえる不思議な雑音や、枕に押しつけた耳に響く律動的なザックザックと物をきざむような脈管の血液の音が、注意すればするほど異常に大きく強く響いてくる。
— 寺田寅彦 『病院の夜明けの物音』 青空文庫
なぜかと言えば、詩歌にはその言葉の連続によって生ずる一貫した企図の表現、平たく言えば筋書きがあって、その筋書きによって代表された一つのまとまった全体があり、そういう点では律動的でない戯曲や小説や紀行文や随筆やとも共通な要素をもっている。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
それに付帯してもう一つ音楽的な律動的要素が融合してそうしていわゆる詩歌となっているのである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
音楽の最も簡単なものを取ってみると、それは日蓮宗の太鼓や野蛮人の手拍子足拍子のようなもので、これは同一な音の律動的な進行に過ぎない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
作例 · 標準
ライブ会場では、大音量の音楽に合わせて観客が律動的に体を揺らしていた。
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深夜の工場に、機械が正確で律動的な音を立てて稼働し続けている。
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寄せては返す波の音は、まるで地球の呼吸のように、壮大で律動的な響きを持っていた。
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