射掛ける
いかける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to shoot or fire off an arrow
文例 · 用例
距離はちょうど射ごろの十二、三間、上からねらって射掛けるにはかっこうの高い鐘楼が見えるのです。
— 子持ちすずり 『右門捕物帖』 青空文庫
不意に矢を射掛けるように、ひどく己を傷けおる。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
笑いかけると、左右の頬に、子供のような笑窪が出来た。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
女の子が追いかける草のなかを、ばったは二本の脚を伸ばし、日の光を羽根一ぱいに負いながら、何匹も飛び出した。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
「でも、基本的人権というのは、……」 と、誰かが言いかけると、「え?
— 太宰治 『眉山』 青空文庫
隣室の主人にお知らせしようと思い、あなた、と言いかけると直ぐに、「知ってるよ。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
「それでは……これで……お暇を……この御恩は死んでも……」「アラマア……」 眉香子は追いかけるように二、三歩進み出た。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
「じゃア母上さんが……」と言いかけるのを自分は手を振って打消し、「黙っておいで、黙っておいで」と自分は四囲を見廻して「これから新町まで行って来る」「だって貴所……」「否や、母上さんに会って取返えして来る。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
作例 · 標準
敵陣に矢を射掛ける合図が出ると、弓兵たちは一斉に弦を引いた。
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弓道の達人は、まるで呼吸をするかのように自然に的へ矢を射掛けた。
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記者は政治家に対し、「この問題について、どうお考えですか」と核心を突く質問を射掛けた。
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彼の不用意な発言に、参加者たちは非難の視線を次々と射掛けた。
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