地頭代
じとうだい
名詞
標準
deputy estate steward
文例 · 用例
さらにまた、六月のはじめ、和田左衛門尉さまが三味庄の地頭代を捕縛なされ、それに就いて少しややこしい事が起りました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
越後国三味庄の領家の雑掌が盗賊の為に殺害せられ、その盗賊は逐電して何者とも判明しなかつたので、左衛門尉さまは、とにかくその庄の地頭代を召取らせ詮議を加へる事に相成つたところが、その地頭代の親戚の者たちが不服を称へ、内々手をまはして尼御台さまに訴へ申し上げたので妙に気まづい事になつてしまひました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
このたびの和田左衛門尉さまの御処置は、まつたくもつて道理にはづれ、無実の罪に泣く地頭代をはじめその親類縁者一同の身の上、見るに忍びざるものございまするに依つて、尼御台さまにもいたく御懸念の御様子にございまする。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
そして三山の諸|按司はその領地にて地頭代という者を置いて、自分等はいよいよ首里に永住するようになっても折り折り祖先の墳墓に参詣したのであります。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
武家政治創始以来さなきだに不都合な荘園制度が、ますます不都合なものとなり、最初段別五升を収めるかわりに、荘園内の警察事務を行なっておった地頭なるものは、後には地頭職という名の下に、その収入のみをも意味することとなり、その職務の方は地頭代がこれを行なうこと一般の例となった。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫
作例 · 標準
室町時代には、地頭代が荘園の実務を代行することが多かった。
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地頭代は、地頭の代理として年貢の徴収や管理を行った。
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その土地の有力者が、地頭代として大きな力を持っていた時代もあった。
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ウィキペディア
地頭代(じとうだい)とは、鎌倉時代に地頭に任命された御家人が現地に派遣した代官のこと。
出典: 地頭代 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0