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どすん

どすん
副詞
1
標準
文例 · 用例
粗末な造作なので、私のゐる部屋の上に當る寢室では、三人の兄弟が半分怒つたり、半分ふざけてゐるらしく、どすん/\と痛い足音を響かせた。
有島武郎 小さき影 青空文庫
武田さんは鉛の置物のように、どすんと置かれていた。
織田作之助 四月馬鹿 青空文庫
「どす黒い」とか「長どす道中」とか「どすんと尻餅ついた」とか、どぎつくて物騒で殺風景な聯想を伴うけれども、しかし、耳に聴けば、「だす」よりも「どす」の方が優美であることは、京都へ行った人なら、誰でも気づくに違いない。
織田作之助 大阪の可能性 青空文庫
」 そう言いながら、十七の歳より体を濡らしはじめて、二十三の今日まで、沢山の男に触れて来たせいか、むっちりした肉づきに、したたるような色気をたたえた肩を、いきなりどすんと鶴雄の肩に寄せて行って、「わてもその辺までお伴させとくれやすな」 うっとりした眼で、鶴雄の顔を覗き込んだ。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
「丁度だ」 はいろうとした途端、中から出て来た一人の男がどすんと豹吉に突き当りざまに豹吉の上衣のかくしへ手を入れようとした。
織田作之助 夜光虫 青空文庫
おたかはどすんと音を立てて畳の上へ卒倒した。
織田作之助 婚期はずれ 青空文庫
驚いて豹一が見ると、赤井はフラフラダンスの踊子のように両手を妖しく動かせて、どすんどすんと地団太を踏みながら、長い舌をぺろぺろ出し入れしているのだ。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
(俺らしい失敗だ)と、もう自分にも腹を立てて、どすんと音を立てて腰掛けた。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫