丸十
まるじゅう
名詞
標準
cross in a circle
文例 · 用例
丸十の繁から俺は聴いたんだが、お前えは飛んだ依怙贔負の仕事をしてゐるつてはなしぢやないか、家によつて仕事の仕振りが違ふつてことだよ。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
丸十の繁から俺は聴いたんだが、お前えは飛んだ依怙贔負の仕事をしているってはなしじゃないか、家によって仕事の仕ぶりが違うってことだよ。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
すなわち明治七年の三月十日で文久三年の三月十日に師匠へ弟子入りをしてから正に丸十一年で(礼奉公が一年)年明けすなわち今日の卒業をしたのでありました。
— 年季あけ前後のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
銀座だけでも一丁目のもとの読売新聞の一、二軒隣に丸十、そのすじ向いに丸吉、それから南谷、震災前まであった菊屋のところに小さいのが一つ(これはじきなくなった)尾張町の今の鳩居堂のすじ向うあたりに一つ、一丁おいて又一つ、それから新橋際の博品館と六、七軒の勧工場があったものである。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
かくて勢至丸十五歳|近衛院の御宇、久安三年の二月十三日に山陽の道を踏み上って九重の都の巷に上り著いた時、途中時の摂政であった藤原忠通の行列に行き会ったので、勢至丸は馬から降りて道の傍によけていると、摂政殿が勢至丸を見て車を止められて、「いずくの人ぞ」 とお尋ねがあった。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
現に私も月足らずの兒を生んだと評判をされる口惜しさに、いろ/\の醫者にも學者にも訊き、子供が母親の胎内に宿るのは、丸十月(太陰暦)足らずと知りました。
— 血塗られた祝言 『錢形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
鹿児島の薩摩藩ゆかりの地を歩いていると、至る所に丸十の家紋が彫られた石碑が見つかる。
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「このお菓子の表面についている丸十の刻印は、島津家への敬意を表しているんですよ」と店主が語った。
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時代劇の撮影現場で、武士の着物の背中に大きく描かれた丸十の紋章が誇らしく翻っていた。
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