室内温度
しつないおんど
名詞
標準
文例 · 用例
組の總代は、黒板に、日と點火の時刻と、點火前の室内温度とを記し、毎時間毎の温度の高低を記載して罐焚の目安とした。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
室内温度は、雨天ないし風のある日だと、攝氏三十二三度で、普通の日だと三十六度ぐらゐであつた。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
室内温度は零下十二度くらいだったのに非常に寒く感じた。
— 加藤文太郎 『単独行』 青空文庫
ただ、室内温度がやや著しい上昇ぶりを示しているのは、この室に新たに人が入って来て、それも割合に温度計の近くにいたためか、それとも中の機械を運転したためにその各部から発散される熱量の影響であるかの、何れかです。
— 海野十三 『赤耀館事件の真相』 青空文庫
気圧の変化は、同じ様ですが湿度の激しい増大ぶりと、室内温度が前とは反対に下り始めていることは著しい特徴だと言わなければなりません。
— 海野十三 『赤耀館事件の真相』 青空文庫
蒸発作用の潜熱によって室内の熱量は奪われ、さてこそ室内温度の下降を導くに至ったのです。
— 海野十三 『赤耀館事件の真相』 青空文庫
三十×年八月八日 室内温度、湿度、照明度すべて異状なし 配給も正確なり 本日は、地下千メートルを征服し、現在われわれの棲んでいるこの極楽地下街建設の満三ヶ年の記念日であるので、ラジオは朝から、じゃんじゃんと楽しい音楽を送ってくる。
— ――金博士シリーズ・4―― 『今昔ばなし抱合兵団』 青空文庫
例えば、室内の温度が一日のうちに、どう変ったかというようなことを知りたい時、人が寒暖計のそばにつききりで、一々水銀の高さを読んで記さなくとも、この自記機械にかけておくと、巻紙が廻るにつれ、ペンが長い曲線をかいて、室内温度がどう変ったか記してくれる。
— 海野十三 『火星兵団』 青空文庫