布端
ぬのはし
名詞
標準
文例 · 用例
彼女は、リボンのかわりに叔母の裁ち屑箱から細い紫繻子の布端を見つけ出した。
— 宮本百合子 『街』 青空文庫
」「どう致しまして、聡明で」「ふふん、駄目だよ、財布はしめたよ。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
ひろ子は人通りこそ一人もないが、見えないどこかからか、往還を歩いてゆく自分の紺絣のもんぺ、さきの丸まっちい女学生靴、リュックに目じるしの赤ビロードの布はしが結びつけてあるのまで、すっかり見られていることを感じながら歩いて行った。
— 宮本百合子 『播州平野』 青空文庫
この布はしょっ中パタパタと上下して、最も届き難い身体の部分から、蠅を追い払う。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫