盆歌
ぼんうた
名詞
標準
文例 · 用例
香川 (それを聞きつけた瞬間に盆歌をやめている)あ、春子さんたちが、こっちへ来る。
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
村の子供たちがこんな盆唄をうたって通った。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
秋をうながすような盆唄の声がまた聞えた。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
(子供等は盆唄をうたひながら行き過ぎる。
— 岡本綺堂 『箕輪の心中』 青空文庫
由来盆唄といふものはどこの国でも似たり寄つたりのものではあるが、冒頭のひとつぐらゐは土地生粋の感情を歌つた歌詞を伝えてゐる。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
次に掲げるものは新潟の代表的な盆唄である。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
新潟市の盆唄は次の通り。
— 坂口安吾 『諦めている子供たち』 青空文庫
ぼんやりと浮かび出てゐる薄ら赤い明りから人群の大部分はむしろはみ出しており、外側からは無論見えない樽太鼓を中に、村の衆は男女を問はず広い花笠に紅色の襷をかけて、唄ともつかぬ盆唄を祈祷のやうに呟きながら、単調な円舞を踊つてゐた。
— 坂口安吾 『黒谷村』 青空文庫