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往反

往反
名詞
1
標準
文例 · 用例
是れポムペイの士女の郊外に往反するときしばらく憩ひし處なるべし。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
二人の間には詩筒の往反織るが如くになった。
森鴎外 魚玄機 青空文庫
この往反の最中に忽ち優善が失踪した。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
一年余の間無益な往反をして、貞固の盤纏は僅に一分銀一つを剰していたのである。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
邸宅の辺を徘徊して窺ふに、大きい文箱を持つた太政官の使が頻に往反するばかりである。
森鴎外 津下四郎左衛門 青空文庫
杏坪が江戸に往反しなくなつたのは何故であらうか。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
本郷の伊沢の家と、神田の阿部邸との間には、始終使の往反が絶えなかつたのである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
茶山は端なく、漸く江戸に馴れて移住してもよいと云ふ河崎|良佐と、猶江戸を畏れつゝ往反に艱む老を歎く自己とを比較して見た。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫