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持明

じみょう
名詞
1
標準
文例 · 用例
そのわきへ、喜太郎様が、帽子かぶりで、蒼くなって附添った、背後へ持明院の坊様が緋の衣じゃ。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
大身というのではありませんが、二百五十石ほどの家柄で、持明院流の字をよく書くところから、前に云ったように手跡指南をすることになりました。
岡本綺堂 三浦老人昔話 青空文庫
寢入りたる女の身をば今一度 思へば夏の夜は白みけりといふのがあるやはらかきこの心持明け方を 女にそむき一しきり寢るといふのがある、若し夫れ空黄色にぽうつと燃ゆる翌朝の たゆき瞼をとぢてたゝずむに至つては何うだ。
石川啄木 女郎買の歌 青空文庫
暗い空が、心持明るかつた。
小林多喜二 防雪林 青空文庫
しかるに何んぞや北条高時、陪臣執権の身をもって、文保のご和談に口を藉り、今上を廃し奉り、持明院統を立てんとす。
国枝史郎 あさひの鎧 青空文庫
大覚寺派は伝統的に二条家を擁護し、持明院統は之に対して京極家を眷顧した。
万葉集以後の歌風の見わたし 短歌本質成立の時代 青空文庫
都を出た南朝には二条の伝統はあつても、師範家は京に止つて、京極家を失うて後の持明院派を新しい大檀那と憑んでゐた。
万葉集以後の歌風の見わたし 短歌本質成立の時代 青空文庫
此時代に入る少し前、持明院派では、京極為兼を迎へ用ゐられた。
万葉集以後の歌風の見わたし 短歌本質成立の時代 青空文庫