私立探偵
しりつたんてい
名詞
標準
private detective
文例 · 用例
」「…………」「けれども、一旦私立探偵がそうと嗅ぎつけた以上、たといその友達が姿をくらましたにせよ、そんなことをすればするだけ、いつまでもその秘密が洩れないで済む道理がありません。
— 渡辺温 『恋』 青空文庫
「この無邪気さには、とても敵わない」 私は気力も脱けて、今度はしきりに朗吟の陶酔に耽っている、社長の肩を揺って、正気に還らせ、「これは真面目なご相談ですが……」と、木下の新嘉坡に於ける女出入や、その他の素行に就いて、私はまるで私立探偵のように訊き質すのであった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
そう言う私だとて病人づらをして、世評などは、と涼しげにいやいやをして見せながらも、内心|如夜叉、敵を論破するためには私立探偵を十円くらいでたのんで来て、その論敵の氏と育ちと学問と素行と病気と失敗とを赤裸々に洗わせ、それを参考にしてそろそろとおのれの論陣をかためて行く。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
よっぽど私立探偵に頼もうかと思ったが、この問題は絶対に他人に嗅がしてはいけないと思ったので、どこまでも自分自身に調べて行った。
— 夢野久作 『冥土行進曲』 青空文庫
寿枝は私立探偵を雇つて、京阪マーケットに勤めてゐる雪江を尾行して貰ひ、楢雄のアパートをつきとめた。
— 織田作之助 『六白金星』 青空文庫
「ただ失礼かもしれませんが、正直申しあげて、あなたは私立探偵ですからよいかもしれませんが、私には組織の職務というものがあります。
— THE ADVENTURE OF THE DANCING MEN 『踊る人形』 青空文庫
ここロンドンには多くの刑事探偵と、多くの私立探偵がいる。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
六 その朝私立探偵|上野陽太郎は、マドロスパイプをくわえながら、矢来の通りの舗石道を大股に歩いていた。
— 平林初之輔 『山吹町の殺人』 青空文庫
作例 · 標準
彼は失踪したペットを探すため、私立探偵に依頼した。
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私立探偵は、依頼人の秘密を厳守する義務がある。
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物語の主人公は、謎を追う腕利きの私立探偵だ。
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