幻辞.com

霊術

れいじゅつ
名詞
1
標準
文例 · 用例
錬金魔法師の声名高しといえども、通性論哲学者であり、かつまた中世著名の物理学者ことに心霊術士としては古今無双ならんと云わる。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
たぶんあの後には、左手の二つの指で、弓を持つのが不可能だったのではありませんか」「す、すると、もうそれだけですか――貴方の降霊術と云うのは?
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
変り者といえば、私の高等学校の同級生で、遅れて京都に来た小田秀人などその随一で、大学時代には熱心に詩を作っていたけれども、しばらく会わないうちに心霊術に凝り、やがて大本教になったりしたが、なかなか秀才であった。
三木清 わが青春 青空文庫
石盤書記、神秘台、読心術、交霊術、結晶凝視等々の降神会式魔術で真実を知ろうとするようなことはタブーだ。
平林初之輔 文芸は進化するか、その他 青空文庫
しかし一方に於て、N女史の招霊術は、単なる読心術にすぎないという識者もあるようだから、それなれば、N女史の前に坐った作者の心中にかくされていた妄想が反映したのに過ぎないとも云えないこともないのである。
海野十三 国際殺人団の崩壊 青空文庫
そうしてさらに降神術方面では、口寄せ術、交霊術、交感術、淘宮術、交天術、易筮術、天源術、交神術、中座術、占夢術、そうして五遁隠形術、神人交感予言術、九星術、乗気術、これらに関する大原理を、いとも合理的に説明した。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
翻って霊魂の問題となるや、その説明詳細を極わめ、霊魂不滅、生霊術、人魂変現術、死霊術等説き去り説き来ったものである。
国枝史郎 蔦葛木曽棧 青空文庫
瑛子は父親が専門は文学であったが井上円了の心霊術に反対して立ち会い演説をやったという話をした。
宮本百合子 海流 青空文庫
ウィキペディア

霊術(れいじゅつ)は、明治末から昭和初期にかけて日本で大流行した一群の民間療法である。海外から導入された催眠術(メスメリズム)や心霊学、心理学などと、日本の修験道などの呪術文化が融合して生まれたもので、霊術の世界、霊術業界は「霊界」と呼ばれた。霊術ブームについては、鍼灸師・翻訳家で在野のサイ科学、東洋医学の研究家であった井村宏次による『霊術家の饗宴』でほぼ初めて包括的に取り上げられたが、2001年時点では井村を除いてあまり研究は行われておらず、部分的・限定的な議論に留まっている。

出典: 霊術 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0