転瞬
てんしゅん
名詞
標準
blink of an eye
文例 · 用例
死生勝負此の一転瞬の間ぞ、と秀郷貞盛は大童になつて闘つた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
斯う自分の感じたのは無論一転瞬の間であつた。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
たとへ一転瞬の間と雖ども、かくの如きさもしい事を、この日本一の代用教員たる自分の胸に感じたのは、実に慚愧に堪へぬ悪徳であつたと、自分の精神に覚醒の鞭撻を与へて呉れたのは、この奇人の歪める口から迸しつた第一声である。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
そして、彼の担いで居る男に蹴倒されたのだ、この非常なる活劇は、無論真の一転瞬の間に演ぜられた。
— 石川啄木 『葬列』 青空文庫
転瞬倏忽の間に梯子段を降りるのである。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
ハッと切込んだ一転瞬に、ヒラリと体を変化させて、居所を眩すのが常道で、その常道の隙を狙って、逆に其方へ飛び込んで行くのが、忍術の奇道なのでございます。
— 国枝史郎 『赤格子九郎右衛門』 青空文庫
花びらかきわけつつ転瞬の間に下りたつを見れば、こはやがて香玉なりき。
— 蒲原有明 『『聊斎志異』より』 青空文庫
刻下の事情と云うものは、転瞬の客気に駆られて、とんでもない誤謬を伝え勝ちのものである。
— 夏目漱石 『坑夫』 青空文庫
作例 · 標準
転瞬の出来事で、何が起こったのか理解するのに時間がかかった。
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人生は転瞬の連続であり、その一瞬一瞬を大切にしたい。
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彼の判断は転瞬の速さで、チームを勝利に導いた。
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