美人薄命
びじんはくめい
表現
標準
beauty and fortune seldom go together
文例 · 用例
美人薄命といふ語さへあつて、美しい為に不利を亨けた例は歴史にも伝説にも余るほどあります。
— 幸田露伴 『運命は切り開くもの』 青空文庫
また、春夏秋冬つねに裸体にして、とわに無言、やや寒き貌こそ、(美人薄命、)天のこの冷酷極りなき嫉妬の鞭を、かの高雅なる眼もてきみにそと教えて居る。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
美人薄命というが、強ち女にのみ限らず、玲瓏玉の如き美男の眉山もまた頗る薄命であった。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
美人薄命と云う諺もあるくらいだからこの女の寿命も容易に保険はつけられない。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
文字どおりの美人薄命であったのか、よはど不仕合せな目に会ってきた人らしく、ことに、父のところへくる以前に嫁たづいていた家から不縁になり、その家を追われた事情にはなみ一通りならぬ口惜しい、悲しい事情があったらしいのであるが、母はそれを一口も口には出さなかったそうである。
— 山本禾太郎 『抱茗荷の説』 青空文庫
「これでおしまい、とうとう一冊読んでしまいました」 紙数にして五十枚ほどの一冊を、お雪はスラスラと読みおわって、巻をとざしながら、「つまり王昭君という方は、絵をかく人に美人にかいてもらえなかったために、あんな運命になったのですね、美人薄命というのを、裏から行ったようなものですね」と言いました。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
「王昭君は本来美人なのだろう、だからやはり美人薄命さ」 竜之助が答えると、「それはそうですけれど、本来の美人を、絵をかく人が醜婦にかいてしまったのでしょう、ですから、醜婦として取扱われてしまったんですね。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
美人薄命というが、オレがキリョウ好みをしたのが思えば失敗のモトであろう。
— その十五 赤罠 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
作例 · 標準
外見の美しさだけでは、長くは続かない。「美人は三日で飽きる」という言葉があるからね。
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彼は、見た目だけで判断せず、内面も大切にする人だ。「美人は三日で飽きる」なんて言わない。
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どんな美人でも、会話が面白くなければ「美人は三日で飽きる」と言われてしまうだろう。
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