仕舞うた
しもうた
表現
標準
darn it!
文例 · 用例
他の露店は皆仕舞うたんじゃ。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
民子は浦和の小地主の娘として生まれ、少女時代を東京で堅い屋敷奉公に過ごし、その屋敷が時代の英傑後藤新平の家であり、目端の利くところから、主人に可愛がられ、十八までそこの奥向きの小間使として働き、やがて馬喰町のある仕舞うた家に片着いたのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
家は裕福な仕舞うた家のようで、意気な格子戸の門に黒板塀という構えであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
何しろ金をくさるほど持った人じゃほどに罪滅しじゃと申して寺を建て僧侶を迎え致いたが一向に甲斐も見えいでうなされ始めてから三月立って死んで仕舞うたと申す事での。
— 宮本百合子 『胚胎(二幕四場)』 青空文庫
其の結果、親店とも相談のうへ、彼は店を畳んで、当分仕舞うた家へ逼塞することになつた。
— 徳田秋声 『のらもの』 青空文庫
中流以上の仕舞うた屋で、主婦も御隠居もゐるのに、娘さん――モダン令嬢が横柄にはじいた、そこで、私もわざと観音経読誦、悠然として憐笑してやつた。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
その帆前船に乗て太平海を渡るのであるから、それは/\毎日の暴風で、艀船が四艘あったが激浪の為めに二艘取られて仕舞うた。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
年老いた私共は、その若人のするほどにも思われなければ又する勢ももう失せて仕舞うたのじゃ――が年若い血のもえる人達はようする力をもってじゃ。
— 宮本百合子 『葦笛(一幕)』 青空文庫
作例 · 標準
「あちゃ、鍵を部屋に置いたまま閉めてしもた屋!」と彼は叫んだ。
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「大事な約束を忘れとった、仕舞うた!」と祖父が頭を抱えている。
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「雨が降ってきたなあ。洗濯物を出したままやった、仕舞うた!」
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