キール
キール
名詞頻度ランク #31060 · 青空 18 例
標準
keel
文例 · 用例
港口浅せたるためキールの砂利に触るゝなるべし。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
その中は、梁や、柱や、キールやでゴミゴミしていた。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
第一に、船底にビルジキールと名づくる鰭のような物を着けると、その抵抗でよほど揺れが少なくなる。
— 寺田寅彦 『汽船の改良』 青空文庫
前の人格者はヂキール博士で、後の人格者はハイドである。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
ヂキールはハイドを殺さうとし、ハイドはヂキールを殺さうとする。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
即ちハイドがジキールにしたやうに、自己の一方の人格が、他の一方の人格を抹殺して、記憶から喪失させてしまひたいのだ。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
その柔い生乾きの煎餅に似たものを、食後の客の前に出してアルコールランプの皿鍋が程よく焼けると、その中でシャンパンとリキールグラシ、マルニエ、コルドン、ルージュを注ぎ込んだオレンジのバタで、料理人が揚げる。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
」といっているうちに、女中はトマトにマイナスソースをかけたのと、蟹のコキールとを二皿持って来た。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫