割の悪い
わりのわるい
表現形容詞
標準
unprofitable
文例 · 用例
あんな割の悪い仕事はない。
— 岡本綺堂 『久保田米斎君の思い出』 青空文庫
自分のように一生という永い時間をかけて、世間という広い広い部屋で、筆を小刀に心身を切りこま裂いて見せ、それで真実が届くやら、届かぬやら判りもしない、得体の知れない焦立たしいなやみの種を持つものは、割の悪い運命に生れついたものである。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
万次郎に取っては割の悪い約束ですが、仮りにも女ひとりを殺して、それを内分にして貰うというのですから、そのくらいの事は仕方がありません。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
自分の母親達のように、泥まみれになって、割の悪い百姓仕事をし、年を老る気にはなれない。
— 小林多喜二 『不在地主』 青空文庫
後家という者はいつの世でも兎角人に影口言れ勝の、割の悪いものだから、勝気の祖母はこれが悔しくて堪らない。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
景品はほうきと目笊とせっけんで一組、たわしと何とか笊と杓子で一組、下駄に箸が一膳で一組という割合で、いちばん割の悪いのは、能代塗の臭い箸が一膳で一組である。
— 芥川龍之介 『水の三日』 青空文庫
乙の群は、それと同じ俳優が演じたのでは割の悪い戯曲を書く作家である。
— 岸田國士 『劇的伝統と劇的因襲』 青空文庫
食器に絵を描くことに興味を持った乾山は、掛物の絵を描く光琳と比べて最初から割の悪い立場だった。
— 北大路魯山人 『乾山の陶器』 青空文庫
作例 · 標準
このボランティア活動は、時間と労力がかかる割に報われない、割の悪い仕事だった。
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「こんなに頑張っても評価されないなんて、割の悪い話だな。」
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古い機械の修理は、新品を買うよりも割の悪い出費になることが多い。
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