来明
らいあきら
名詞
標準
文例 · 用例
元来明治の文壇と称したものは、江戸末期に於ける軟派文学の継続であり、純然たる国粋的|戯作風のものであったが、これが延長なる今日の文壇も、本質に於て昔と少しも変っていない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
それ以来明治維新まで連綿として同家九代の居城として光つた。
— 北原白秋 『白帝城』 青空文庫
小牧山合戦の際には秀吉も入城したことがあったというのだが、天下が家康に帰してからは、尾州侯の家老|成瀬隼人が封ぜられ、以来明治維新まで連綿として同家九代の居城として光った。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
「ウフン」とか「エヘン」とか「オホン」とか「ウニャムニャ」とかいう誤魔化し気分、又はその当時のモテ加減なぞを思い出して浮っかり出た「ニヤニヤ」とか「ウフウフ」とかいう気持ちが、鼻の表現の中を往来明滅するのを禁ずる事は出来ないのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
彼らは爾来明暦義党と、青塚郷の郷民たちの行衛を、手をつくしてさがし廻った。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
商変、しろすとのみのりあらばこそ、我が下ごろも、かへし賜らめ(万葉集巻十六)といふのが其歌で、此意味は古来明瞭にわかつてゐる。
— 折口信夫 『神道に現れた民族論理』 青空文庫
この治外法権が、日本の独立権を侮辱するものだと云ふのが、維新以来明治の政治史上に八釜しい「条約改正問題」であつた。
— 木下尚江 『自由の使徒・島田三郎』 青空文庫
そしてこの日本特有な釣技といふものを研究してもらつて、いろいろの新発見、新|工風をしてもらい、将来明るく正しく釣道精神といふものを拓いて貰ひたい。
— 佐藤惣之助 『日本の釣技』 青空文庫