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酔中

よいちゅう
名詞
1
標準
文例 · 用例
近年の記録を破ったことしの夏の暑さに酔わされた痴人の酔中語のようなものであると見てもらうほうが適当かもしれない。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
……麻酔中にわたしのいう囈口でも聞いておいて笑い話の種になさろうというのね。
有島武郎 或る女 青空文庫
酔中野宿・酔うてこほろぎといつしよに寝てゐたよ 大地に寝て鶏の声したしや 草の中に寝てゐたのか波の音・酔ひざめの星がまたゝいてゐる・どなたかかけてくださつた莚あたゝかし此宿はよくないが、便所だけはきれいだつた、久しぶりに気持よくしやがんでゐることが出来た。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
ゆつくり飲んだ、わざ/\新酒を買つて来て、そして酔つぱらつてしまつた、新酒一合銅貨九銭の追加が酔線を突破させたのである、酔中書いたのが前頁の通り、記念のために残しておかう、気持がよくないけれど(五日朝、記)。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
…… 九月八日酔中、炊いたり煮たり、飲んだり食べたりして、それを片付けて、そのまゝごろ寝したと見える、毛布一枚にすべてを任しきつた自分を見出した。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
寝られぬまゝに思ひついたこと二三、――独酌酔中自楽といふ境界まで行きたいものだ。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
朝、樹明来、やつぱり昨夜は酔中彷徨だつたさうな、顔色がよくない。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
電線といつしよに夏山越えて来た・朝から水をのむほがらかな空 六月一日酔中夢なし、ほつかり覚めて、飯を炊く、そして酒を飲む。
室積行乞 行乞記 青空文庫