版籍奉還
はんせきほうかん
名詞
標準
return of the land and people from the feudal lords to the Emperor
文例 · 用例
之は最近の明治維新の版籍奉還と同じ意味を含んで居るものと謂つてよろしいのである。
— 内藤湖南 『聖徳太子』 青空文庫
その勢いは、一方に版籍奉還奏請の声となり、一方には神仏|混淆禁止の叫びにまで広がった。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
七 六月にはいって、半蔵は尾州家の早い版籍奉還を聞きつけた。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
徳川三位中将今般版籍奉還の儀につき、深く時勢を察せられ、広く公議を採らせられ、政令帰一の思し召しをもって、言上の通り聞こし召され候事。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
さきに版籍奉還を奏請した西南の諸侯はあっても、まだそれが実顕の運びにも至らないうちに、尾州家が率先してこのことを行ない、名を譲って実をあげようとするは、いわれのないことでもない。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
なんでもわたしの聞いたところじゃ、版籍奉還ということはだいぶ話が違う。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
どうして半蔵がこんなに先輩の正香を待ったかというに、過ぐる版籍奉還のころを一期とし、また廃藩置県のころを一期とする地方の空気のあわただしさに妨げられて、心ならずも同門の人たちとの往来から遠ざかっていたからで。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
版籍奉還がおこなわれた明治二年七月までは、幕府はなくなって朝廷が旧幕領を直轄したというだけで、諸大名は旧体制のまま残っていたのであり、版籍奉還ののちになっても、大小名の名目が知藩事とかわり、独立の封建領主が形ばかり天皇制の官僚となったというまでのことである。
— 服部之総 『武鑑譜』 青空文庫
作例 · 標準
版籍奉還は、明治維新における重要な政策の一つであり、中央集権化への第一歩であった。
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諸侯は、版籍奉還により、それまで支配していた土地と人民を天皇に返還した。
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版籍奉還後、政府はさらに廃藩置県へと進んでいった。
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