筋彫り
すじぼり
名詞
標準
文例 · 用例
それでも強情に押掛けてくる奴には、先ず筋彫りをすると云って、人物や花鳥の輪廓を太い線で描く。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
そこで源七は先ず筋彫りにかゝった。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
源七もいよ/\根負けがして、まあなんでも可い、当人の註文通りに滝夜叉でも光国でも彫ることにして、例の筋彫りで懲りさしてしまおうと云う料簡で、先ず下絵に取りかゝりました。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
最初からもう一月の余になるが、滝夜叉の全身の筋彫りがよう/\出来上ったぐらいのもので、これから光国の筋彫りを済まして、更に本当の色ざしを終るまでには、幾日かゝるか判ったものではない。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
大の男でも、胸の方は筋彫りだけで止めてしまうのが随分あります。
— 蟹のお角 『半七捕物帳』 青空文庫
お里の死骸の二の腕には、彫ったばかりといった青黒い筋彫りで、一寸四方ほど賽形の角の中に、一点小豆粒ほどの目が彫ってあるではありませんか。
— 怪盗系図 『銭形平次捕物控』 青空文庫