注意を促す
ちゅういをうながす
表現動詞-五段-サ行
標準
to call a person's attention (to)
文例 · 用例
寺塔を指してその高さ、その影の長さ、太陽の高度に注意を促す。
— 寺田寅彦 『アインシュタインの教育観』 青空文庫
ましてや、古典的物理学の基礎をなしていた決定的因果律に根本的な修正が問題になり、統計物理学の領域にも全く新しい進出の曙光が見られる今日において、特にここで問題とするような諸現象を列挙して読者の注意を促すのも決して無益のわざではあるまいと思われるのである。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
それで、そういういろいろな物の見方に慣れた科学者が人間界の現象に対してそういう見方から得られるいろいろな可能性を指摘してそれに無関心な世人の注意を促すということは、科学者としてふさわしいことであって、そうしてむしろ科学者にしてはじめて最も有効に行ない得らるる奉公の道ではないかとも考えられるのである。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
それでここではただ現在陸地測量部地形図の恩恵をこうむりながらそれを意識していない一般の読者に、そうした隠れた貢献者が一枚一枚の図葉の背後に存在することを指摘し注意を促すよりほかに道はない。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
花田は重いものをたびたび落として自分のほうに注意を促す。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
厭な気もちで郊外から帰って来た山崎夫人は、寝床の中へ入ってもぐっすり睡れないので寝返りばかりしていたが、そのうちに何かしら注意を促すものがあった。
— 田中貢太郎 『一握の髪の毛』 青空文庫
彼は明らかに自分の風采についてはどこからどこまでことごとく大いに得意なのであるが、とりわけ自分の着ているけばけばしい色の外套に人の注意を促すことを特に楽しみとしている。
— 寓意を含める物語 『ペスト王』 青空文庫
一寢入してふと眼覺めた時――一つの床の寂しさと、一人といふ責任がおのづと眼を開けさせたかのやうに――護り疲れたやうな電燈の光が、何かの注意を促すやうに寢起の瞼を刺した。
— 水野仙子 『女』 青空文庫
作例 · 標準
先生は、生徒たちの私語に注意を促した。
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事故現場では、警察官が通行人に注意を促していた。
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彼女は、会議の最後に今後の課題に注意を促す発言をした。
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