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墨堤

ぼくてい
名詞
1
標準
banks of the Sumida river
文例 · 用例
○待乳山は聖天の祠あるをもて墨堤より望みたる景いとよし。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
墨堤の桜が咲きはじめる頃になつて、陶本の家の建築は全く成り、さうして才之助の家と、ぴつたり密着して、もう両家の区別がわからないやうになつた。
太宰治 清貧譚 青空文庫
一日、一家三人、墨堤の桜を見に出かけた。
太宰治 清貧譚 青空文庫
今日この行を共にし、舟中より墨堤を指點して、感いとゞ切なり。
大町桂月 月の隅田川 青空文庫
……墨堤の桜……ボート競漕……川開きの花火……両国の角力や菊……扨は又、歌沢の心意気や浮世絵に残る網舟……遊山船、待乳山の雪見船、吉原通いの猪牙船……群れ飛ぶ都鳥……。
夢野久作 街頭から見た新東京の裏面 青空文庫
「桜時ばかりの墨堤でもあるまい。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
微醺をなぶる夜の風、夏の墨堤をさまよったって、コラーという奴もあるめえじゃないか」 で、堤をあるいて行ったが、その時事件が起こったのである。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
「待乳沈んで、梢乗り込む今戸橋」などいったもの、河岸へ出ると向うに竹屋の渡し船があって、隅田川の流れを隔て墨堤の桜が見える。
名高かった店などの印象 幕末維新懐古談 青空文庫
作例 · 標準
春になると墨堤の桜が満開になり、多くの花見客で賑わう。
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夕暮れ時に墨堤を散歩していると、対岸のスカイツリーが美しくライトアップされた。
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墨堤はかつて文人たちが愛した場所であり、今でもその風情がどこか残っている。
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